ゆべ白石の軌跡

出来事、価値観、制作物などの記録を行っていました。note移行に伴い更新停止【2020.1.8~2022.6.28】

小学生の頃からPCを持っていて良かった

小5の時に買ってもらったノートパソコン、最初は何をすればいいのかよく分からなかったが、そのうちYouTubeで色んなコンテンツを見ていくうちに、Minecraftの動画を見つけた。ぐおじあさんという人が投稿していたその動画からMinecraftの魅力を感じ、すぐにデモ版で遊び始めた。

1年後には親が製品版を買ってくれたので、本格的にMinecraftの世界にのめり込んでいく。コマンドもかなりイジったし、エンティティのシステム、TTで使えるギミックなど…。その頃から既に、サバイバルよりもクリエイティブ向きだったと思う。当時はまだ日本鯖も元気だったので、PVPにものめり込んでいた。

中学受験とMinecraftを両立するのは難しかった。僕は受験勉強よりもMinecraftを優先していた。なぜ受験を辞めなかったのだろうか、今思うとすごく不思議。

YouTubeでたくさんの実況動画を見るようになり、Modの知識も増えていった。中学に上がってもMinecraftへのモチベーションは低下の兆しを見せることなく、寧ろ日に日に増大していく一方だった。

確かその頃だったと思う。RealTrainModを知ったのは。これに出会わなかったらどうなっていたことだろうか。とにかく興味の分野が広がった。

1つは動画制作の知識。中2の頃からAviutlに興味を持ち、ゆっくりと、しかし確実に知識を積み重ねていった。中3になると、自分なりの使い方を見つけようと、図形で色々遊び出すようになった。

1つはモデリング。RTMはアドオンが多く、拡張性に富んでいる。一体車両はどうやって作っているのか?気になった僕はWikiを漁り、Metasequoiaというソフトを発見した。ちょうど中2の冬だった。学校の椅子や机を思い浮かべながら、3D空間で物体を組み合わせ、うまくそれの形を作っていこうと奮闘していた。残念ながら、2段ベッドを作ったところで興味の底を尽きた。

最後の1つは、デザイン能力の確立。駅をどうデザインするか、床は何色で壁はどうする、窓ガラスはあるか、そもそもどういう構造で作るか、などなど…。2020年2月22日現在の建設実績は、実に234駅。昔に作った駅と、現在自分が作る駅を比べてみると、本当に違う。しっくりこないデザインは切り捨て、どうすれば駅全体に一体感が生まれるか、どうすれば自分の思い描いたような雰囲気を出せるかを考え直し、作っては壊し作ってはまた壊し…を繰り返して今に至る。

 

Aviutlの基礎的な技術を習得できたのは大きかった。自分の作りたい画像を自由に作れるようになったからだ。高1の時にはRTMでの看板のアドオンを作った。高2の時にはフォントを作れるようになった。画像だけでなく、動画も質素な編集なら一応できる。まさか、Minecraftというゲーム1つで、ここまで興味の幅が広がるなど、思いもしなかったのだ。

 

ちなみに中2の頃、YouTubeに動画を投稿したことがある。RTMの移動装置と、RS回路のギミックを組み合わせたシンプルな装置を紹介するだけの動画だが、3種類投稿したうちの1つは、2万回再生を超えている。それ以来、YouTubeの活動からはモチベの低下もあって身を引いているが、あの頃自分で開拓した技術は、今の僕のRTMでの駅デザインにも影響を与えている。

 

僕がニコニコ動画のアカウントを作ったのは、確か2014年である。いわゆるGINZAの時代。3DSニコニコ動画の配信が開始したのをきっかけに、アカウント作成を決意したのだった。便利だったのはタグ機能。細分化されたものから、大雑把に扱われているものまで様々なタグが存在しており、情報を取り込むスピードが一気に上がった。その頃はゆっくり実況やTASらへんを徘徊していたと思う。そしてまた僕史史上最大の出来事もニコニコ動画で起こる。

当時、3DSうごメモの方で鉄道音MADの転載が流行(?)しており、僕はそこからニコニコに投稿されている元動画へと辿り着いた。タグ一覧には、「音MAD」という単語が。検索してみると、同じような動画がたくさんあった。そうか、こういうのは音MADというのか。…そう、12才の時、「音MAD」という言葉を知った瞬間である。

 

僕にとって音MADは、今となっては人生の大事な大事な要素の1つだ。音MADのおかげで感性が豊かになったと言っても、過言ではないのだ。特に色彩感覚は鍛えられた。鳥肌が立つほど感動した動画なんていっぱいある。音と映像が絶妙にマッチしていると、自分の世界に新しいアイデアの芽が出たような気分になる。

 

 

 

パソコン、ありがとう。諸行無常はここから始まる。